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あいち田舎暮らし応援団

あいちの山里暮らし人だより

~Michi~

Vol.13

葬祭ディレクターの肩書を持つキャンプの達人。

大人も子どもも巻き込んで地域をつなげたい!

豊松お野人会(とよまつおやじんかい)

そのインパクトのある名前を聞けば、誰もが「何をする会なの?」と不思議に思うのではないだろうか。

 

 

豊田市坂上町にある豊田市立豊松小学校。近くには、徳川ゆかりの地の松平東照宮があり、豊かな自然に恵まれた場所に建っている。

豊松お野人会は、豊松小学校に在籍する児童の父親によって運営されている親父の会で、大橋健一さんはその発起人の一人だ。婿として移り住んだこの松平地区で、息子さんを豊松小学校に通わせている。この地域の豊かな自然を活用したアウトドア体験を通して、子どもたちやその保護者に、地元の素晴らしさを認識してもらい、地域活性化と将来の定住者の増加を図ることを目的に活動を行っている。

 

キャンプインストラクターや、バーベキューインストラクターの資格を持ち、アウトドアの楽しさを子どもたちに指導する大橋さん。

 

彼が持つもうひとつの姿が、厚生労働省認定の葬祭ディレクターと、終活カウンセラー協会認定の終活カウンセラーである。

JA あいち豊田サービスで、葬儀の仕事に携わって今年で12年。心を込めたお見送りを続けている。また最近では、地元において、終活カウンセラーの講師としての活動も増えてきた。

 

これからの世の中を支えて行く世代と、これまでの世の中を支えてきた世代。

その双方に寄り添いながら、地元を愛する事の大切さを、周りへと伝えていく大橋さん。ジャンルのまったく違う二つの活動を通して、彼が日々思うことは何なのか。

「自動車に携わる仕事をしたい」との想いを持ち、社会人生活のスタートを切った大橋さん。

人生の分かれ道を、ポジティブな気持ちで、自然に示された方向へと選び取っていくことで、たどりついたこの地とこの生活。「一つ一つの小さな選択が、こんなにも楽しくて、幸せな今を作っているのです」と、笑顔で語る大橋さんに、これまでに通って来た道のりと、現在の活動の様子を伺った。

 

 

自然と親しみながら育った少年時代

 

今年45歳の大橋さんは、名古屋市緑区で生まれ育った。近くには大高緑地公園があり、外で遊ぶことが大好きな少年だった。

 

「小学生のころは、勉強は苦手でした。学校へ行くとおとなしい根暗なタイプ。PTAの活動に携わる今の姿を、小さい頃の友達に教えると驚かれるくらい、幼い頃は内気な子どもでした」

 

中学校も同じ学区で通い、刈谷の工業高校へと進学した。自動車関係の仕事に興味を持っていたので、その勉強が出来ることが選択理由の一つだった。卒業後は希望していた豊田市の大手自動車会社への就職を叶えた大橋さん。しかし、5年の月日が過ぎる頃には、もやもやした気持ちが次第に強くなっていった。

 

「やりたかったのは、実験をしたりテストをしたりする開発関係の仕事。製造の方へ配属されて、同じことの繰り返しの毎日が苦痛だったのです」

 

その想いはだんだんと強くなり、退職する道を選択。しかし、車の仕事は続けたかったので、今度は製造業専門の派遣会社に登録し、同じ自動車会社の開発部門に派遣社員として勤務するという道を選んだ。

 

「念願が叶った開発の現場でした。しかし、派遣の契約が4年で打ち切りになったので、自動車関係の仕事は諦めて、所属していた派遣会社の営業の仕事に就きました」

 

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